間質性膀胱炎の新しい治療法が広まりつつあります

間質性膀胱炎の新しい治療法が広まりつつあります

間質性膀胱炎の治療法

主な治療法には、膀胱水圧拡張術、内服療法、膀胱内注入療法、手術療法、生活指導があり、状態に合わせてこれらを組み合わせて治療が行われています。

・膀胱水圧拡張術

診断と治療が同時に行えます。下半身麻酔か全身麻酔をかけたうえで、膀胱に内視鏡を入れて内部を観察しながら生理食塩水を注入することで、水圧によりしぼんだ膀胱を拡張させます。効果は約5~6割に現れるようですが、半年程度で再発する可能性が高いです。その場合は繰り返し行うことができます。水圧をかけすぎることにより膀胱破裂が起こる可能性がありますが確率は低いものとなっています。

・内服療法

膀胱を広げる作用のある抗うつ薬が用いられることがありますが、副作用として眠気などが起こることがあります。また、膀胱の容量を拡張する作用のある抗アレルギー薬や、鎮痛薬、頻尿改善薬が用いられています。

・膀胱内注入療法

尿道からカテーテルを挿入し、抗凝固剤であるヘパリンや局所麻酔薬である塩酸リドカインを膀胱内に注入することで症状の改善を図る治療法です。膀胱注入療法単独では大きな治療効果はないといわれており、症状の改善も長期間は持続しないため、補助的な治療法として用いられています。

・手術療法

手術療法には、潰瘍焼灼術、膀胱拡大術、膀胱摘出術などがあります。
膀胱内に潰瘍があるハンナ型の場合は、潰瘍をレーザーや電気メスで焼くことで症状が改善することがあります。
膀胱拡大術や膀胱摘出術は、他の治療法でどうしても効果が出にくく、かつ症状が強い場合に行われることのある全身麻酔の大きな手術です。膀胱拡大術は腸の一部を切り取って膀胱に縫い合わせて膀胱を大きくする手術です。膀胱摘出術は、膀胱そのものを摘出し、お腹に作った新しい尿道口から尿を排出するようにする手術です。どちらも体に負担のかかる手術であり、医師と十分に相談したうえで納得して治療に臨む必要があります。

・生活指導

刺激の強い香辛料を用いた食事や、アルコール、コーヒー、柑橘類などの食事や過度のストレスが症状を悪化させることがあるため避けるよう指導します。
また、可能であれば膀胱になるべく尿をためる練習をします。時間を決めて排尿し、その間隔を徐々に伸ばすことで膀胱の容量が拡大して症状が改善する可能性があります。

間質性膀胱炎の最新治療

間質性膀胱炎で一番新しいものは上述した膀胱水圧拡張法です。2010年に保険適応となり、実施できる医療機関も徐々に増えつつあるようです。
間質性膀胱炎はまだ原因も明確になっておらず、泌尿器科医の間でも認識が十分でないことが指摘されている病気で、現在も原因や治療法について研究が進められている段階です。一方で患者は日常生活に支障が出たり精神的に大きなストレスになっているため、より効果のある治療法の開発を急いでほしいところです。


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