狭心症には心臓カテーテル治療?冠動脈バイパス手術?どんな治療?

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狭心症には心臓カテーテル治療?冠動脈バイパス手術?どんな治療?

狭心症の治療法

狭心症の治療には、薬物治療・心臓カテーテル治療・冠動脈バイパス手術があり、いずれか、または複数を組み合わせて治療が行われます。

薬物治療

狭心症の薬には、血管を広げて血流を良くする働きの「硝酸薬」や「カルシウム拮抗薬」と、心臓の負担を軽くする働きの「ベータ遮断薬」があります。

硝酸薬は血管を広げる作用があるため、狭くなった冠動脈を広げたり、全身の血管を広げて心臓の負担を軽くすることで狭心症の発作を防ぐ目的で使用されます。硝酸薬には即効性のものがあり、発作が起きたときに速やかに効果を発揮します。これがニトログリセリンです。だいたい投与後2~3分で効果が現れ、15分程度持続しますので、狭心症の患者さんは普段から持ち歩くようにします。

カルシウム拮抗薬は血管が収縮するときに働くカルシウムの働きを抑えて冠動脈を広げる薬です。ベータ遮断薬は交感神経に作用し、血圧や心拍数を下げることで心臓の負担を軽くする薬です。

 

心臓カテーテル治療

動脈硬化によって狭くなってしまった冠動脈を広げるための手術です。多くは局所麻酔にて、腕や足の血管からカテーテルを挿入して冠動脈へ進め、狭くなっている血管を広げるための治療をします。カテーテルについている風船(バルーン)を膨らませる方法や、特殊な金属製の網目状の筒(ステント)を冠動脈内に入れる方法、特殊な加工がされたワイヤーを冠動脈内で回転させて狭くなっている部分を切り取る方法などがあり、最も適した方法を選びます。

手術は一般的に2時間程度で終了し、入院期間も3~4日程度となっています。冠動脈の血流が良くなることで、症状の改善や心筋の負担を軽くすることができます。大きな手術ではないため体への負担は少なく、効果も高い治療法ですが、30%程度の確率で再び冠動脈が狭くなってしまう可能性もあるようです。

 

冠動脈バイパス手術

カテーテル治療を行うのに難しい場所が狭くなっていたり、狭くなっている場所がいくつもあるような場合にはバイパス手術が必要になることがあります。バイパス手術とは、狭くなった冠動脈をまたぐように別の血管をつなぎ、新しい血液の通り道(バイパス)を作る手術で、全身麻酔にて胸部を切り開いて行う大がかりな手術になります。

人工心肺装置を使用して心臓の動きを止める場合と、人工心肺装置を使わず心臓を動かした状態で行う場合がありますが、人工心肺を使用しないほうが体への負担は少なくなります。バイパスを作るために使用する血管は自分の腕や胃、足などから採取します。一般的な手術時間は3~5時間程度で、入院期間は10~20日程度となっています。

 

狭心症の最新治療

カテーテル治療をしても再度冠動脈が狭くなってしまう可能性があることに対し、「薬剤放出性ステント」というステントが用いられるようになってきています。これは、冠動脈に入れるステントに細胞が増えるのを抑える働きのある薬を染み込ませたもので、このステントで治療した場合は再度狭くなってしまう確率が数%程度になるといわれています。

 

 

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