乾燥肌、かゆみ、に悩まされるアトピー性皮膚炎

乾燥肌、かゆみ、に悩まされるアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の概要

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が特徴の皮膚の病気で、良くなったり悪くなったりを繰り返してしまうことの多い病気です。

湿疹は、腕や足の関節の内側や、首、顔、脇の下、足の付け根などに出やすく、左右対称にできることが多いという特徴があります。赤く腫れたり、じゅくじゅくした水ぶくれのようであったり、プツプツと盛り上がっていたり、ゴツゴツとしたしこりのようであったり、カサカサとしてフケのようなものが出る、といったような湿疹ができ、掻きこわすことを繰り返すと、皮膚は硬くゴワゴワして盛り上がってしまいます。

厚生労働省が平成26年度に行った患者調査によるとアトピー性皮膚炎の患者総数は45万6千人となっています。3歳前後の小児期で多く、思春期の頃に自然と治まることが多いのですが、いったん良くなっても大人になってから再び悪化してきたり、思春期になっても収まらないこともあります。特に小児期では男児の発症が多く、また、寒冷地のほうが発症しやすいという調査報告があります。

 

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎は、はっきりした原因が特定されておらず、さまざまな要因が複雑に影響しあって起こるといわれています。

アレルギー体質

アレルギーには免疫が大きく関係しています。免疫とは、体内に侵入した有害な異物から体を守るという、人体に備わっている機能です。免疫に関わる細胞に、Th1細胞とTh2細胞という細胞があり、体内に侵入した特定の異物(アレルゲン)とTh2細胞が反応してIgE抗体というタンパク質が作られ、これが異物を体から除去することで体を守っているのです。

ところが、IgE抗体が体に直接害のない食物やダニなどの異物に過剰に反応してしまうことで体に炎症が起こり、アレルギー症状が起こります。Th1細胞とTh2細胞はバランスを保って免疫反応をコントロールしていますが、バランスが崩れるとTh2細胞が働きすぎる状態になってしまい、IgE抗体が多く作られすぎてしまうため、アレルギー症状が引き起こされると考えられています。アトピー性皮膚炎にもこのIgE抗体が関係していると考えられていますが、明確にはわかっていません。しかし、アトピー性皮膚炎の人にアレルギー体質の人が多いことは確かなようです。

アトピー素因

アトピー素因とは、上記のIgE抗体を作りやすいアレルギー体質であることと、家族にアレルギーの人がいることをいいます。遺伝的に、アレルギーやアトピー性皮膚炎を起こしやすい体質であるといえます。

乾燥肌

アトピー性皮膚炎である多く人の肌が乾燥肌であることが分かっています。健康な皮膚は皮脂などの保湿成分により皮膚のバリアができており、体内の水分が体外へ出ていくことを防ぐほか、体外からの異物の侵入を防いでいます。乾燥肌ではこのバリア機能が弱く、薬物や金属、汗などの刺激に弱くなるため、かゆみが起こりやすいと考えられています。乾燥肌では、掻くことでさらにバリア機能が破壊され、炎症を起こしてかゆみが酷くなるという悪循環にも陥りやすくなっています。

環境

アレルギーのある人は、特定の異物(アレルゲン)に過剰に反応してかゆみが引き起こされます。小麦や卵など特定の食物のほか、ダニや花粉もアレルゲンになり得ます。
アレルギー以外では、汗や乾燥、化粧品や洗剤などの化学物質、金属などが刺激となってかゆみが引き起こされます。さらに、疲労やストレスなどの精神的な要因もかゆみを引き起こす要因となり得ます。

 

 

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