肥満だと腎臓がんの発症リスクを最大で4倍上げる!?

肥満だと腎臓がんの発症リスクを最大で4倍上げる!?

腎臓がんの概要

腎臓は、腰くらいの高さにあるソラマメのような形をした臓器で、お腹より背中に近い後ろ側に背骨を挟んで左右に1つずつあります。腎臓は、血液をろ過し、老廃物など体に必要な成分と不要な成分とを振り分け、尿を作って不要なものを一緒に排出しています。また、塩分と水分の量をコントロールしたり、血圧を維持するホルモンを分泌するなど血圧を調節するために重要な働きをしています。赤血球を作るホルモンを分泌や、体液量を調節、カルシウムの吸収を良くするなどの働きをもつ臓器でもあります。

 

腎臓は大きく腎実質と腎盂に分けられます。腎実質は主に尿を作っており、腎盂は腎実質で作られた尿が集まる部分です。腎臓がんというと一般的には腎実質にできる腎細胞がんを指し、腎盂にできるがんは腎盂がんと呼ぶことが多いです。また、ウィルムス腫瘍と呼ばれる子供に多く発生する腎臓がんもありますが、これは胎児の頃に、将来腎臓になる細胞が成熟する過程に問題が起こることで発症するものです。ここでは腎実質にできる腎細胞がんを腎臓がんと呼んでご紹介します。

 

腎臓がんは、女性よりも男性が2~3倍多く、また、加齢に伴って発生頻度が高くなり、50~70歳くらいの人に多くみられます。厚生労働省の平成26年度患者調査によれば、腎臓がん(腎及び腎盂の悪性新生物)の患者は2万8千人とのことです。

 

腎臓がんの症状

腎臓がんは、初期にはほとんど症状が現れず、人間ドックや検診、他の病気の検査中に超音波検査やCT検査で偶然発見されることが多い病気です。進行して周囲を圧迫・破壊すると血尿やお腹のしこり、背中やお腹の痛みがみられることがあります。また、体重減少や貧血、発熱、食欲不振などの全身症状がでることもあります。

血管に入り込み、血液の流れに乗って転移することが多く、脳転移では頭痛、筋力低下、嘔吐、意識低下などが起こり、肺転移では咳、血痰、呼吸困難などが起こり、骨転移では骨の痛み、骨折しやすくなる、手足のしびれなどが起こります。転移した場所に特有の症状が起きるのは他のがんと同じです。

 

腎臓がんの検査

腎臓がんの疑いがあれば、尿検査と超音波検査を行います。尿検査では、血尿や、尿の中にがん細胞が混じっていないか検査します。超音波検査では、小さな腎臓がんも発見できるほど機械の精度が上がってきています。また、腎臓の動きと血流なども診ることができます。ここで疑いがある場合はさらにCT検査とMRI検査を行います。これらの検査で、局所でどれくらい進展しているか、リンパ節に転移がないか、他の臓器に転移がないか、という項目を調べて、病期をⅠ期~Ⅳ期に分類し、治療法を決定することになります。

 

腎臓がんの原因

腎臓がんになるはっきりとした原因はわかっていませんが、危険因子としては、肥満、喫煙、動物性脂肪の過剰摂取などが挙げられています。特に肥満では腎臓がんの発症リスクを最大で4倍上げるともいわれています。予防には喫煙をやめ、バランスのとれた健康的な食生活を送ることが必要になりますね。他にも高血圧や糖尿病などの生活習慣病のある方がかかりやすい傾向にあるともいわれていますので、適度な運動とバランスのとれた食生活を送ることが大切になります。初期には見つかりにくい病気ですから、定期的に人間ドックや健康診断を受けるのも重要となります。

 

 

 

 

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