関節リウマチはきちんと専門医に診てもらうのがオススメ

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関節リウマチはきちんと専門医に診てもらうのがオススメ

関節リウマチの治療法

関節リウマチは治療が可能な病気です。できればリウマチの専門医がいるリウマチ科での治療がおすすめです。適切な治療を行えば、病状の進行を止めることができ、症状もおさまります。自己免疫疾患であり、根本的な原因も明らかではないため、病気を完全に治す完治の状態は難しいですが、症状が無い寛解の状態にすることが可能です。症状を無くし、進行を止めることが治療の一番の目標になります。

関節リウマチの進行のしかたには個人差がありますが、関節の破壊を早い段階で防ぐためにも、なるべく早く治療を開始することが重要です。治療のメインは薬物療法になります。状態によって、手術療法やリハビリテーションも選択されます。

 

関節リウマチの薬物療法

薬物療法では、炎症の原因となる免疫異常を起こりにくくする抗リウマチ薬や生物学的製剤という薬を使用します。現在、免疫異常を抑え、炎症を止める効果が優れている、メトトレキサート(リウマトレックス®など)という抗リウマチ薬が第一選択薬とされています。飲み始めて効果を発揮するまでに1~2か月ほどの時間がかかります。

メトトレキサートの内服で関節リウマチの勢いが抑えられない場合、生物学的製剤の使用を検討します。生物学的製剤は生きた細胞がつくりだすたんぱく質を薬としており、注射薬として使用されています。炎症をまねくサイトカインという物質にねらいを定め作用するので、抗リウマチ薬よりも炎症を止める効果が高く、関節の破壊を防ぐ効果も高いです。

関節リウマチの治療薬では副作用もあり、免疫異常そのものを起こりにくくするため、本来の免疫自体抑えられてしまいます。注意が必要なのは、風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎、細菌性肺炎などの感染症です。日ごろから手洗い・うがいを行い、必要時マスクの着用や防寒対策、予防接種を行い、感染予防を心がけましょう。他にも起こりうる副作用は人によって異なりますが、皮膚のかゆみや間質性肺炎、口内炎、下痢、脱毛などがあります。異常を感じたら主治医に相談するようにしましょう。

 

関節リウマチの手術療法

薬物療法を続けていても関節の障害が進んでいるようなら、手術療法を検討します。手術はリウマチ科と連携している整形外科で行われます。手術の選択肢は関節リウマチの状態によって大きく2つに分けられます。炎症を和らげ関節破壊を予防する手術と関節機能を再建する手術です。

炎症を和らげ関節破壊を予防する手術には「滑膜切除術」というものがあります。増殖している滑膜を取り除く手術で、関節が破壊される前に行われる手術です。効果は永久的ではなく、数年後には再び滑膜が増殖することがあります。

関節機能を再建する手術としては、「人工関節置換術」や「関節切除形成術」、「関節固定術」などがあります。人工関節置換術は、破壊された関節の代わりに人工関節を入れる手術です。大きな関節の手術は全身麻酔下で行われ、手術時間は1~2時間程度です。最近は細かな関節の置換術も可能になってきています。人工関節の材質は金属やセラミックスなど様々で、長く使用していると摩耗し、寿命は20年ほどです。手術後、摩耗による不具合が生じてくるようなら再手術を行うこともできます。

関節切除形成術は、変形した関節の一部を削って整形し、本来の機能を回復させる手術です。手指の関節の変形や、外反母趾変形や足指の脱臼などで歩行時の痛みがあるときに行われます。変形した関節の一部を削ることで、指に力を入れやすくなります。関節固定術は、金属プレートなどで関節を固定する方法です。関節を固定するので、関節の曲げ伸ばし機能は失われますが、関節の安定性を回復させ、痛みも取り除かれます。

手術後はすぐに回復するというわけではなく、回復までにかかる時間は人それぞれです。定期的な通院や理学療法士、作業療法士の指導の下でのリハビリテーションを行い、機能の回復や再発の防止を目指します。

 

関節リウマチの最新治療

薬物治療に使用される内服薬で、2013年に全く新しいタイプの薬が発売開始されました。JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害剤といわれるもので、抗リウマチ薬と生物学的製剤を使用しても効果が薄い時に使用されます。商品名はゼルヤンツ®、一般名はトファシチニブクエン酸塩です。 JAK阻害薬は、前述した炎症に関わるサイトカインという物質とともに働く酵素のJAKを標的にし、その働きを阻害する薬です。生物学的製剤と同等の効果を持つ内服薬として初めて実現した薬剤です。免疫を抑制する効果があるので感染症に注意する点も同様です。このゼルヤンツ®(トファシチニブクエン酸塩)が治療薬として選択されることで、関節リウマチは今後、内服薬のみで治療できる時代がくるかもしれません。

 

 

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