症状・疾患別受診すべき医療機関-⑯呼吸器の疾患・症状:呼吸器内科、呼吸器外科

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症状・疾患別受診すべき医療機関-⑯呼吸器の疾患・症状:呼吸器内科、呼吸器外科

呼吸器の症状:呼吸器内科・呼吸器外科にかかるべき症状

今回は呼吸器の症状と疾患のお話です。呼吸器とは、主に肺と気管・気管支をさします。肺は、空気中の酸素を体内(血液中)に取り込み、体内で発生した二酸化炭素を体外に排出する役割を果たしています。気管・気管支はその空気の出し入れの通り道です。これらの臓器に障害をきたす疾患では、“息“に関連する症状が現れます。

今回は呼吸器に関連する主な症状をご説明します。

呼吸苦・呼吸困難・息苦しさ

呼吸に関連する症状で最もイメージしやすいものではないでしょうか。健康で安静にしているときには“息”をしていることすら意識しませんよね。例えば、激しい運動をしたときに「息があがって」苦しく感じますが、それは一時的なもので、しばらくすると回復します。病的な呼吸苦は、通常なら息があがるようなことのない軽い動作や、重症では安静にしていても息苦しく感じてしまう状態です。これは、肺で十分な酸素を取り込めないために起こります。呼吸器の疾患では、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎などで認められます。ただし、この症状は、体に酸素が足りていないことにより起こるため、呼吸器の疾患だけでなく、酸素を運ぶ血液の疾患(貧血)や、血液を送り出すポンプである心臓の疾患(心不全など)でも起こりえます。

呼吸器の疾患の代表的な症状の1つです。最も多い原因は感染症で、一般的には風邪(上気道炎)によるものが多いです。中には、気管・気管支、あるいは肺まで感染がおよんだ気管支炎、肺炎や、結核によるものもあります。また、感染症以外でも、喘息、慢性閉塞性肺疾患も咳がでる疾患ですし、肺がんも咳症状をきたすことがあります。

喀痰(たん)

肺への空気の通り道である気管や気管支は、常に粘液を分泌しています。これは、通り道をきれいにする役割を果たしており、正常では自然に吸収され口から出てくるほどの量ではありません。しかし、細菌やウイルスなどの病原体の感染などにより炎症が起こると、分泌物の量が増えてしまい、痰として口から排出されます。気管・気管支炎、肺炎などの感染症や、慢性閉塞性肺疾患でみられる症状です。

血痰

痰に血が混じったものです。呼吸器のどこかで出血が起こっていることを示す症状です。結核や、肺がんなどでみられます。

胸痛

肺は胸の部分にあるので、その障害では胸が痛くなることがあります。呼吸器の疾患では、胸痛や、進行した肺がんで見られる症状です。胸部には肺以外にも、心臓や食道など様々な臓器があるため、胸痛=呼吸器の疾患ではないことには注意しましょう。心臓の疾患では狭心症や心筋梗塞など、食道の疾患では逆流性食道炎などで胸痛をきたします。

 

呼吸器の症状で受診すべき医療機関

呼吸器内科 or 呼吸器外科

呼吸器の疾患を診療する科としては、呼吸器内科と呼吸器外科があります。多くの呼吸器疾患は、呼吸器内科が得意としていますので、上記のような症状が見られた場合は、まず呼吸器内科を受診することになります。呼吸器外科は、肺がん、気胸などの外科的処置が必要な場合に受診する診療科になりますが、症状だけから診断することは患者さんご自身では難しいので、呼吸器内科を受診し、紹介してもらう流れが一般的です。例えば肺がんは、早期には症状はなく、検診などで異常を指摘されるケースが多いですが、まずは呼吸器内科で精密検査(気管視鏡、生検など)を受け、確定診断がついた時点で呼吸器外科での治療を検討することになります。

クリニック or 大病院

症状の程度が軽ければ、まずはクリニックの受診となります。例えば、咳では「いつもの風邪だと思っていたけど長引く」程度ならクリニック、「咳き込みが激しくて、息苦しい、夜も眠れない」ような状態なら一般病院以上の大病院への受診をおすすめします。胸痛では「ここ数日、なんとなく痛い」程度ならクリニック、「突然、激しく痛くなって、息苦しさもある」ものでは大病院を受診することになります(胸痛は、心臓の疾患の可能性もあるため、重症の場合は救急車がよいです)。また、呼吸器の疾患には、喘息や慢性閉塞性肺疾患などの慢性のものもあります。これらの疾患では、症状が安定していて定期的な検査と薬の処方のみで対応可能な状態なら、通いやすいクリニック・かかりつけ医での診療が適していますが、重度の喘息発作が起こってしまった場合や、慢性閉塞性肺疾患で感染症を合併したなどの急性増悪期には、専門病院での入院治療が必要になります。

呼吸器の症状が出た時に名医を探すべき?

一般的な肺炎や、通常の治療でうまくコントロールできている喘息、慢性閉塞性肺疾患では、治療のガイドラインもしっかりしてますし、医師の技量による治療効果の差はあまりないでしょう。

一方、肺がんの治療や、難治性の喘息などは名医の出番です。このあたりは医師の裁量の範囲も大きく、経験や技量によって結果が異なります。

もちろん、喘息発作などの急性期には名医を探している場合ではなく、一刻も早く医療機関を受診することが優先されますし、肺がんの治療においても、治療開始までの時間との兼ね合いも考慮しなければなりませんので、名医を探していて治療の機会を失ってしまわないように注意は必要です。

 

 

 

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