膵臓がん手術を年間30件以上行っているのが名医・いい病院

膵臓がん手術を年間30件以上行っているのが名医・いい病院

膵臓は消化や血糖値の調整などに関わる重要な臓器です。膵臓がんは、特徴的な症状が出づらく、スクリーニングのために有効な検査も確立されていないので発見された時には進行していることが多いがんとして知られています。膵臓は血管や腸などと隣接しているので、がんを切除する手術は高度な技術を必要とします。今回は、膵臓がん手術と名医に関連する論文を紹介します。

 

膵臓がんとは

膵臓はみぞおちと臍の中間あたりに存在し、十二指腸や胆管、下大静脈、大動脈、脾臓、腎臓などと隣接しています。すい臓がんは、早期のがんに特徴的な腫瘍マーカーや検査方法が未だになく、症状も倦怠感や食欲不振、体重減少などで特異的なものがないため発見が遅れやすいといわれています。がんが進行すると腹痛や黄疸という症状が出ます。

膵臓は消化酵素や血糖値を低下させるインスリンなどを分泌する機能があるため、持続する下痢や血糖値の上昇などの精密検査をした時に発見されることもあります。

診断は超音波検査やCT検査などを行い、腫瘍の大きさや転移の有無を確認します。膵臓がんの治療法には手術療法、化学療法、放射線療法がありますが、進行している場合には手術の適応にならないこともあります。手術が適応にならない場合には、抗がん剤などを中心とした化学療法を行います。

 

膵臓がん手術を名医が行うと死亡率が12%低くなる

今回の研究では、イギリスで膵臓がんと診断された31973人のうち、手術が適応となった患者2580人を対象にしました。病院ごとの年間手術件数の違いが手術後の死亡率に影響するかどうかを調べました。

病院は年間手術件数の違いによって、1年間15件未満グループ、15-30件グループ、30件以上グループにわけられました。

結果としては、1年に30件以上膵臓がんの手術を行っている病院は、1年間15件未満の病院に比べて死亡率が12%低いことが明らかになりました。

今回の結果から、膵臓がんの手術経験が多い名医のいる病院で手術を受けた方が手術後に死亡する確率が低くなることがわかりました。膵臓がんの手術に関しても、名医に手術をしてもらった方が安心のようです。

この論文の筆者たちは、膵臓がん患者にとっては名医がいる病院へ行けるようにすることが大切だと結論付けていました。これはクリンタルのコンセプトである、「名医がいる病院へ患者さんを紹介する」と同じ考え方といえます。

 

膵臓がん手術の名医がいるいい病院の探し方

クリンタルでも膵臓がん手術の名医を紹介しています。手術には多くの医師が関わるので、医師1人あたりの手術件数はわからないことがほとんどですが、名医を探すための要素として、病院の手術件数を見れば1年間のおおよその症例数がわかります。まずは症例数の多い病院という要素で絞って、いい病院を探してみるのもよいでしょう。もしも1年間の手術件数がわかるのであれば、その数字が30件を超えているのかどうかを確認してみましょう。

膵臓がんは隣接している周辺臓器や血管も多く、手術には高度な技術を要するので、今回紹介した論文からもわかるように経験数の多い名医がいる病院の方が安心です。

 

 

参考論文Resection rate, hospital procedure volume and survival in pancreatic cancer patients in England: Population-based study, 2005-2009. Coupland VH, Konfortion J, Jack RH, Allum W, Kocher HM, Riaz SP, Lüchtenborg M, Møller H.

 

 

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