副腎がんの手術数の多い病院・名医では再発率が1/3に!

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副腎がんの手術数の多い病院・名医では再発率が1/3に!

副腎がんという病気を聞いたことはありますか?

副腎がんは100万人に2人程度の稀ながんです。しかし、稀な病気こそ手術の経験数の少ない医師と多い医師とで差が大きくなるために、経験の多い名医に手術をしてもらった方がいいのではないかという考えのもと、今回紹介する研究は行われています。今回は、副腎がんと名医に関連する研究を紹介します。

 

副腎がんとは

副腎とは、腎臓の上に左右1つずつ存在している小さい臓器のことで、腎臓と一緒に脂肪で包まれています。(上の画像でいるところの上の三角形のおにぎりみたいなものです。実際の大きさはおにぎりよりもはるかに小さいです。)副腎は、外側の皮質と内側の髄質(ずいしつ)とよばれる部分で成り立っており、それぞれから体の維持に必要なホルモンが分泌されます。

皮質からは、アルドステロンとよばれる水や電解質のバランスを調整するホルモンが分泌されます。髄質からは、血圧を上げる作用のあるアドレナリンや男性ホルモンが分泌されます。

発症しやすい年齢は、10歳前後と40-50歳代といわれており、女性の方が男性より1.5-3倍なりやすいと考えられています。

しかし、稀ながんなので原因はまだわかっていません。特徴的な症状も出にくいため、発見が遅れやすいがんの1つでもあります。

 

手術症例数の多い病院では副腎がんの再発率が1/3になる

今回の研究は、イタリアの研究チームによって行われ、263人の副腎がんの患者さんを対象にしています。1年間に10件以上副腎がんに対する副腎摘出術をしている病院を症例数の多い病院、10件未満の病院を症例数の少ない病院として、手術後の再発率や再発までの時間を比較しました。172人は症例数の多い病院で手術され、91人は症例数の少ない病院で手術されていました。

症例数の多い病院は再発率が6%でしたが、少ない病院では18.5%でした。つまり、症例数の多い病院では再発率が低く、1/3になるということです。

また、再発までの時間も症例数の多い病院の方が、約15か月も長いことが明らかになりました。

今回の研究から、稀ながんである副腎がんにおいても症例数の多い病院で手術を受けた方が、再発率も低く安全であるということがわかりました。

 

がんの手術を受ける時の病院の探し方

今回の報告では、年間症例数の多い病院では稀ながんでも成功率が高いということがわかりました。年間症例数の多い病院には、名医がいる可能性が高いため、手術の成功率が高くなると考えられます。さすがに3倍も再発率が違うとなると、名医を探さずに近くの病院で手術を受けるのは憚られるのではないでしょうか。

クリンタルでも消化器外科の名医の中で、食道がんや大腸がん、胃がんなどにおける手術の名医を紹介しています。また泌尿器科の名医の中で、膀胱がんや前立腺がんの手術の名医を紹介しています。今回紹介した論文の副腎がんは泌尿器科によって手術されることが多いです。

各病院のホームページを見ると、診療実績として年間の手術件数を提示していることがありますので名医を選ぶ基準の1つとして参考にしてみるとよいかもしれません。

 

参考論文:Adrenocortical carcinoma: effect of hospital volume on patient outcome.

 

 

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