O脚の女性は要注意!将来変形性膝関節症になって膝が痛くなる可能性大!

O脚の女性は要注意!将来変形性膝関節症になって膝が痛くなる可能性大!

変形性膝関節症の概要

変形性膝関節症を一言であらわすと、膝関節の軟骨が磨り減り、骨同士がぶつかる事によって、炎症や痛みが発生し日常生活に支障を及ぼす疾患です。発生する部位にもよりますが、進行すると歩行ができなくこともある疾患です。

変形性関節症はすべての関節に起こりうる可能性のある疾患ですが、実際に発生している箇所は負荷がかかりやすい膝・股・肩の3箇所で、最も多い部位は膝です。変形性膝関節症の好発年齢ですが、高齢になるほど発症しやすく、80歳代になると男性は50%程度、女性は80%程度の人が変形性関節症を罹患していると言われております。男性より女性の方が発症しやすく、1.5倍~2倍男性より発症しやすいといわれております。50歳以上の男女で1000万人以上が罹患しているというデータがあります。

 

変形性膝関節症の原因

 

変形性膝関節症は関節の軟骨が磨り減ることによって発生しますが、その原因は一次性(特発性)と二次性に分類されます。

一次性(特発性)とは原因不明として分類されますが、本当に原因不明というものではなく、多くは外傷によって起こります。外傷といっても、何かにぶつけるというものだけでなく、関節に負荷がかかったことによって軟骨が傷つくことも含まれています。何か直接的な原因かが不明ということで一次性は原因不明と分類されています。

二次性とは何かがきっかけとなり変形性膝関節症を引き起こすもので、具体的には感染症、骨の変形、外傷、関節の異常使用、代謝性疾患、リウマチや痛風などの関節破壊が起こる疾患などに続いて引き起こされているものを二次性と分類されています。

変形性膝関節症のほとんどは、一次性が原因と考えられています。

変形性膝関節症 整形外科

また、疫学調査などでは、女性が多い理由としてO脚(オーキャク)が原因と言われており、肥満気味の女性では、膝に大きな負担がかかるため、より変形性膝関節症になりやすいと言われています。

そして、膝関節と股関節、左と右の関節はそれぞれ関連して症状が進行することが多くあります。例えば、左膝が変形性膝関節症になると、それをかばうために右の膝が変形性膝関節症になることが多く、さらに病状が進行すると左右の股関節が順番に変形性股関節症になることが多いです。

 

変形性膝関節症の症状

変形性膝関節症の主な症状としては、痛み・腫れ・関節の変形があります。痛みは軟骨が磨り減ることによって、骨同士がぶつかることによって、滑膜や筋肉、腱に炎症が起こり、痛みを引き起こします。ただしこの痛みは、動作時痛といわれており、関節に負荷がかかった場合や関節を動かしたときに発生しますので、動かさずに安静にしていれば痛みが起こることはありません。

腫れについては、滑膜に炎症が発生すると、関節内に関節液が集まってくるために体積が大きくなり、腫れが起こります。いわゆる「関節に水がたまる」という状態がこの状態です。

関節の変形については、軟骨が磨り減り、骨同士がぶつかることによってダメージが大きくなると、骨が固くなったり、骨棘(こつきょく)という突起ができたりします。このような変形が進むと、その変化が目に見えるようになります。例えば、O脚が進行しているや左右の足の長さが違うということがあり、2~3cm左右の足の長さが違うということもしばしばあります。

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変形性膝関節症の治療法

1.薬物療法

a:内服薬

変形性膝関節症では非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)が最も多く使用されており、商品名:ロキソニン、ボルタレンなどがあります。短時間で効果が得られることがメリットですが、胃腸障害や腎障害、肝障害などの副作用があり、胃腸の弱い方や、肝機能・腎機能が弱まっている方、高齢者には使用されないこともあります。特に胃腸障害は発生頻度が高いことから、胃腸障害を発生させない医薬品(ハイペン、モービック、セレコックスなど)が開発され、多くの患者さんに使用されています。

b:外用薬

非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)の湿布や塗り薬などがあります。患部に直接使用するために効果発現が早く胃腸障害などの副作用がないことがメリットですが、皮膚に合わないとかぶれるという副作用が発現することがあります。

c:関節内注射

変形性膝関節症ではヒアルロン酸注射とステロイド注射を用いて治療することがあります。ヒアルロン酸は美容業界でも使用されているものと同じもので、関節内に注入することで磨り減った軟骨の代わりをしてくれますので、痛みを軽減する効果があります。このヒアルロン酸はすぐに体内に吸収されてしまうため、週1回病院で注射を受ける必要があります。ヒアルロン酸注射は保険適用されるため、1回2,000円程度で投薬を受けることが可能です。ステロイド注射は関節内にステロイドを直接投与するものであり、炎症や痛みが激しい場合に使用されます。最近では、ヒアルロン酸注射とステロイド注射を混ぜて注射を行うことが多いようです。

2.温熱療法

変形性膝関節症が慢性化(長期化)しているようであれば、温熱療法(温める)を行い、痛みを和らげたり、炎症をとることを行います。温熱療法は家庭でも簡単に行うことができ、お風呂に入るやホットパックで温めるという方法があります。しかし、急性期の痛みに対して温熱療法を行うと痛みや炎症を増強してしまうため、逆効果になります。まずは医師に相談してから行うようにしてください。

3.外科療法

変形性膝関節症の最終的な治療方法として外科療法(手術)を行います。外科療法は変形性膝関節症の根本治療です。人工膝関節置換術といって、人口の膝関節を手術によって膝に入れる方法です。この手術を受けることで、変形性膝関節症はほぼ完治します。メリットとしては、他の治療と比較すると、変形性膝関節症になる前とほぼ同じような状態に戻ることができるという点があります。デメリットは手術であるため体への負担が大きいということ、人工関節であるため関節の可動域が完全に元通りに戻らないということもありえます。

冒頭にも記載しましたが、炎症や痛みが発生し日常生活に支障を及ぼす疾患です。発生する部位にもよりますが、進行すると歩行ができなくこともある疾患です。手術によって一時的に痛みがなくなったとしても、また痛みが再発してしまうということも少なからずある話です。ぜひ痛みがなくなり、日々の生活に支障が出ないようにするためにも、手術は変形性膝関節症の名医にお願いしたいところです。

 

変形性膝関節症の最新治療

変形性膝関節症の原因は関節軟骨の磨り減りが原因です。この軟骨の再生に関してはiPS細胞を用いた研究が進められており、2011年時点でマウスの軟骨細胞の作成に成功しています。しかし、現在のiPS細胞作成の技術ではがん化のリスクを伴うことから、今の手法以外のiPS細胞の作成方法が模索され、研究が続けられています。

また、網膜再生などではiPS細胞による臨床試験が始まります。変形性膝関節症治療においてもここ数年以内にiPS細胞による臨床試験が計画されているようです。

 

 

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