それ、ただの膀胱炎じゃなくて、間質性膀胱炎かも?

それ、ただの膀胱炎じゃなくて、間質性膀胱炎かも?

間質性膀胱炎の概要

間質性膀胱炎は尿が近くなる頻尿や、膀胱の痛みなどの症状が出る膀胱の病気です。一般的な膀胱炎は細菌による感染が原因となりますが、間質性膀胱炎の場合は細菌によって起こらず、抗生物質は効きません

誰にでも起こる可能性のある病気ですが、特に中高年の女性に多く見られます。医師の間でも最近になって徐々に認識されてきた病気なので、正確な診断ができておらず、患者数は10万人に2人程度と極めて少ない調査結果が出ているようですが、本来の患者数は10万人に500人という報告もあります。

 

間質性膀胱炎の分類

間質性膀胱炎はハンナ型非ハンナ型に分類することができ、間質性膀胱炎患者の45%程度がハンナ型だといわれています。ハンナ型は難病に指定されており、間質性膀胱炎の中でも特に重い症状が現れ、生活に大きな支障が起こり、精神的にも大きなストレスになります。

ハンナ型か非ハンナ型かの判別方法ですが、膀胱の内視鏡検査で膀胱内に「ハンナー潰瘍」と呼ばれる異常があればハンナ型と診断されます。

 

間質性膀胱炎の症状

特徴的な症状には下腹部の痛み頻尿があります。

下腹部の痛みは特に尿がたまっているときに膀胱からくる痛みですが、起こらないこともあります。また、膀胱以外にも腰や太もも、陰部など広い範囲の痛みが起こることもあります。

頻尿は昼夜を問わず尿が近くなり、目安は1日8回以上といわれていますが、1日に20~30回の排尿があることも珍しくありません。ほかにも、いつも下腹部に不快感がある、1回の尿量が少ない、排尿の時に痛みがある、などの症状が起こることがあります。これらの症状は常に起こっているわけでなく、改善したり悪化したりを繰り返します。

こういった症状は一般的な膀胱炎や、そのほかの膀胱の病気、前立腺・尿道などの病気、婦人科系の病気でも起こることがあるため、検査によってこれらの病気がないことを確認します。そして膀胱の内視鏡検査によって、膀胱に溜められる尿の容量が低下していることや、膀胱粘膜の血管に異常がみられること、潰瘍がある、膀胱からの出血などが確認されると間質性膀胱炎と確定診断がつけられます。

症状が進むと膀胱がしぼんで小さく、硬くなってしまい、さらに頻尿や下腹部の不快感、痛みが進みます。最悪の場合は膀胱を全て摘出し、お腹に作った尿の通り道から排尿しなければならなくなることもあります。

 

間質性膀胱炎の原因

はっきりとした原因はわかっていませんが、免疫、感染、膀胱粘膜の異常、アレルギー、自律神経の異常などが複雑に関わりあっている可能性が考えられています。

原因が明確になっていないため予防は難しいですが、膀胱炎になりやすい体質の方や、膀胱炎のような症状だが病院で異常がないと言われたり、薬を飲んでも膀胱炎や頻尿が治らないとき、いつもトイレが気になり夜も何回もトイレに起きるなどの症状があれば、泌尿器科でしっかり診察してもらうと良いでしょう。泌尿器科の医師の間でもまだ十分に認識されていないことがあるようですから、クリニック等で異常がないといわれても大きな病院へ紹介状を書いてもらうなどして、早期に治療が行えるよう、患者自身が努力する必要があります。

 

 


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