パニック障害/不安障害は1〜2%の人が発症するといわれています

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パニック障害/不安障害は1〜2%の人が発症するといわれています

不安障害の一つであるパニック障害は、100人に1~2人の割合で発症するといわれています。ここでは、パニック障害の特徴や症状についてみていきましょう。

パニック障害/不安障害の概要

パニック障害は動悸や息切れ、胸の痛みなどが突然、理由もなしに起こる「パニック発作」を繰り返す病気です。パニック発作が起こると身体に激しい症状が現れるため患者さんの中には心臓などの身体の発作と思い、救急車で病院に駆け付けたという人もいます。

パニック障害のように不安障害に含まれる病気は女性に多く、パニック障害の場合も女性の発生頻度は男性の2.5倍ほどの多さです。

また、パニック障害の診断では、

  • 2回以上のパニック発作があったか
  • 発作に対する「予期不安」が1ヶ月以上続いているか

を確認します。予期不安とは、パニック発作がまた起こるのではないか、今度は死んでしまうのでは?と発作が起きていないときにも発作のことを考えてしまう不安感のことです。

パニック発作自体は生死にかかわるものではありません。しかし、予期不安が強くなると次の発作を心配して一人で外出できない、人混みに入れない、電車に乗れないなどの広場恐怖を伴い、日常生活を営めなくなることもあります。

不安障害は他の精神障害を併存しやすい

不安障害にはパニック障害のほかに、さまざまな不安に関連した精神障害が含まれます。状況にふさわしくないほどの強い不安が長期に続く全般性不安障害、かつて「対人恐怖症」と呼ばれていた社会恐怖なども不安障害の一つです。

また、無意味だと思いながらも戸締まりを何度も確認してしまうなどの強迫性障害、さらに、悲惨な出来事など強いストレスの後に生じる心的外傷後ストレス障害(PTSD)も不安障害に分類されます。

パニック障害をはじめとする不安障害は、他の精神障害を併発することが特徴です。たとえば、パニック障害や全般性不安障害、PTSDは長期化するとうつ病を併発する可能性が高くなり、また、パニック障害に他の不安障害を併発することも少なくありません。

 

パニック障害の症状

パニック発作

パニック障害はパニック発作が前触れもなく起こり、繰り返すことが特徴です。発作のときには激しい動悸や胸の痛み、息苦しさ、めまいなどの症状が現れるため患者さんには強い不安や恐怖心が生じやすくなります。

発作は10分ほどでピークとなり、数分から30分程度で治まることがほとんどです。多くは医師に診てもらう頃には落ち着いて、心電図などの内科的な検査をしても異常は見つかりません。しかし、発作が繰り返し起こるため、患者さんの中には「重大な病気が見過ごされているのでは」と不安になる人もいます。

予期不安

パニック発作は息苦しさや胸の痛みなどが不意に起こるため、患者さんは「また起こるのでは?」と次の発作に対する不安を拭えなくなってしまいます。「ひどい発作が起きて死んでしまうのでは」という死の恐怖や「常軌を逸するのではないか」といったコントロールできなくなることへの恐れなどが生じることも多いです。
そのため、不安を回避する方法として、急に仕事を辞めてしまうなどの変化が起こることもあります。

また、パニック発作が起こらなくなっても予期不安はしばらく残ることも少なくありません。しかし、一般的には発作がなくなることによって予期不安も徐々に軽くなっていきます。

広場恐怖

パニック障害には広場恐怖を伴うことが多いです。以前に発作が起きたところや似たような状況を恐れて回避することが多くなると社会生活が送れなくなってしまうことがあります。広場恐怖の対象は患者さんごとに異なりますが、対象となりやすいのは発作が起きたときに助けてもらえない、あるいは拘束感が生じるような場所や状況です。

たとえば、電車やエレベーター、トンネルなどの閉ざされた環境、また、歯医者や美容室など「すぐに動けない」と感じるような状況を避ける傾向があります。さらに、レジなどのちょっとした列に並ぶことや人混みも避けるようになると買い物もできず、家から出られないといったことにも少なくありません。

パニック障害はパニック発作の辛さだけでなく、予期不安や広場恐怖が生じることによって発作がないにもかかわらず制約が増えてしまい、日々の生活が困難になります。
もし、内科的な検査で問題がないといわれた後も発作が続いている場合は、念のため精神科や心療内科を受診するとよいでしょう。

 

次のコラム「パニック障害/不安障害の治療には薬物療法とともに精神療法の併用が効果的」では最新治療法を含め、パニック障害/不安障害の治療法について紹介します。

 

 

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