前立腺がんの高密度焦点式超音波治療法やダヴィンチ手術って何?

前立腺がんの高密度焦点式超音波治療法やダヴィンチ手術って何?

前立腺がんの最新治療

高密度焦点式超音波治療法(HIFU)

前立腺がんの新しい治療法の一つに「高密度焦点式超音波治療法(HIFU)」があります。HIFUは肛門から超音波の出る棒状の機械を挿入し、前立腺に超音波を当てる治療で、強力な超音波を一点に集中させることでその部分のみが高温となり、がん細胞を攻撃します。入院期間は日帰りから4日間程度となっています。手術のように腹部を切開する必要もなく、入院が短期間で済むにも関わらず、前立腺全摘術と同等の治療成績があるといわれています。

しかし、現在は保険治療の適用ではないことや、治療後に尿道が狭くなって尿が出にくくなったり尿道と直腸の間に穴があくなどの合併症の可能性があるというデメリットもあります。また、治療後は尿道に尿を排出するためのカテーテルを入れたり、下腹部に膀胱廔という穴をあけて尿を排出するためのカテーテルを差し込む必要があります。

ダヴィンチ手術

また、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いたロボット手術(ダヴィンチ手術)を行っている病院もあります。ダヴィンチはアメリカで開発された最新鋭の内視鏡手術支援ロボットで、術者がダヴィンチを介して手術することにより、より鮮明な画像でより緻密な手術ができます。日本でも2012年4月より、前立腺癌に対する手術に保険医療として認められた最新治療です。

従来の腹腔鏡下手術と同様、腹部に5か所の穴を開けて手術を行いますが、腹腔鏡下手術で術者が見る画像は2次元だったのに対し、ダヴィンチ手術では3Dカメラを使用し、より立体的な画像を見ながら手術をすることができます。また、人間の手の動きを正確に再現できることや、関節が360度回転するなどロボットにしかできない動きができることなどで、より安全で正確な手術が可能になります。10倍のデジタルズームが可能で細かい神経や血管の確認ができることにより、術後の尿失禁や勃起障害などの機能障害も起こりにくいとされています。

さらに、傷口が小さいことによって、出血量が抑えられること、皮膚や筋肉を切開したことによって起こる術後の痛みの軽減、合併症リスクを大幅に回避できることなど、開腹手術と腹腔鏡下手術の良いところを取ったようなさまざまなメリットがあるため、徐々に広がりつつある手術方法です。

 

他にも、体が菌やウイルスなどの侵入を防いだり、体内の有害な細胞を攻撃するという免疫機能を活用した「免疫療法」と呼ばれる最新治療法もあります。これは、ペプチドと呼ばれるがん細胞に結合して攻撃する物質の断片を投与し、体内の細胞傷害性T細胞という有害な細胞を攻撃する細胞を活発化させるというものですが、適応する人が限られています。免疫療法はまだ薬として承認さておらず、臨床試験・治験を通じて効果や副作用を検証している段階です。

 

 

 

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