胆石/胆嚢炎の最新治療、単孔式内視鏡手術ではさらに傷が目立ちません

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胆石/胆嚢炎の最新治療、単孔式内視鏡手術ではさらに傷が目立ちません

胆石/胆嚢炎の治療法

胆石の成分や位置などにより、手術をしない内科的治療と、手術をする外科的治療があります。

内科的治療では胆石融解剤を服用します。処方されるのはウルソデオキシコール酸という薬が多く、胆嚢から出される胆汁酸の量を増やす働きによって、コレステロール胆石を溶かすというものです。しかし、コレステロール胆石以外には効果がなく、さらに服用期間は一般的に半年以上と長期間で、数年飲み続けることもありますが、必ず胆石がなくなるとは限りません。また、一旦胆石がなくなっても再発する恐れもあります。

手術以外の治療法では、体外式衝撃波破砕療法(ESWL)という治療もあります。体の外から衝撃波を当てて胆石を砕く治療法です。ESWLを行うには胆石の位置や数が条件に合っていなくてはなりませんので誰でも行えるわけではありませんし、必ず破砕できるわけではありません。また、再発の可能性もあります。しかし、開腹せずに治療が行えるというメリットがあります。

外科的治療では内視鏡手術、腹腔鏡下手術、開腹手術の3種類に分けられます。

内視鏡手術

内視鏡手術は、いわゆる胃カメラを胆石のある場所まで挿入して胆石を取り除く手術で、開腹する必要がないというメリットがあります。しかし、胆石を取りきれない可能性もあり、また、胆嚢は残ったままなので胆石が再発する可能性も大いにあります。 

腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術は、腹部に小さな穴を数か所開けてカメラを入れ、穴から胆石を取り除くか、胆嚢そのものを切除します。開腹手術に比べ、傷が小さく目立ちにくいことや術後の快復が早いというメリットがありますが、手術中の視野が狭く、他の臓器を傷つける恐れがあるなど、デメリットもあります。また、全身麻酔が必要になるので、それに耐えられる全身状態の方にしか行えません。 

開腹手術

開腹手術は、腹部を切って胆嚢や胆管を開いて胆石を取り除くか、胆嚢そのものを摘出します。腹腔鏡下手術と同様、全身麻酔に耐えられる全身状態の場合のみに行われますが、他の治療法に比べて傷が大きく快復に時間がかかります。しかし、手術中の視野も広く取れ、確実に治療できます。

 

手術で胆嚢摘出を行った場合、胆石ができる元の臓器がなくなるため、胆石を再発することはまずありません。しかし、胆汁の分泌ができなくなるため、それに変わる薬を飲み続けなくてはなりません。

一方で胆嚢を摘出しなかった場合は、胆石を再発する恐れがあります。ですから、食事などに配慮して生活し、定期的に再発の有無を検査する必要があります。

胆嚢炎の場合は、すぐに入院する必要があります。点滴から栄養と水分を摂り、食事は食べられません。抗生物質の点滴も行います。炎症が強い場合は経皮経管胆嚢ドレナージ術といって、体の外から皮膚と肝臓を通過して胆嚢まで細い管を入れ、溜まっている胆汁を体の外に排出する治療を行います。胆石が原因の胆嚢炎では、症状が落ち着いたら胆嚢摘出手術が行われますが、胆嚢や胆管に穴が開いている場合などは緊急手術になります。

 

胆石/胆嚢炎の最新治療

腹腔鏡下手術は傷が小さく目立ちにくいと上述しましたが、最近では、さらに傷を少なくして行う単孔式内視鏡手術という手術法があります。通常腹腔鏡下手術は3箇所小さい穴をお腹に開けて行うのですが、この手術は、主に臍を切り開き、この1か所のみからトロッカーと呼ばれる筒を数本差し込んで手術を行います。ですので、手術が終了すると臍の傷のみが残る形になります。もちろん、安全のため傷を追加してトロッカーを挿入することもありますが、従来の手術よりも、傷の数が少なくてすむというメリットがあります。さらに、臍の傷は引き込むように治っていくので、徐々に目立たなくなり、手術の傷痕がないように治ります。単孔式内視鏡手術を行う病院の数は少ないですが徐々に増えているようです。

 

 

 

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