大腸がんの患者数は年々増えて現在は26万人います

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大腸がんの患者数は年々増えて現在は26万人います

大腸がんの概要

大腸がんは結腸あるいは直腸にできる悪性新生物のことを指します。患者数は平成26年(2014年)患者調査の概況(厚生労働省)によると患者数は26万1千人です。男性は15万人、女性は11万1千人です。男性では最も患者数が多く、女性では乳がんについで患者数の多い病気です。1996年の25万6千人をピークとして、2005年21万3千人まで低下しましたが、平成20年より増加傾向となり、2014年は過去最大になっています。

国立がんセンターの報告によると大腸がんの罹患率(大腸がんにかかる割合)は40歳代から増加し始め、50歳代で加速、高齢になればなるほど高率になります。男性では女性の約2倍になっています。1990年半ばまで増加し、その後は少ずつ減少しています。罹患率は新たに発生した人を推定しています。厚生労働省の調査は実際に大腸がんにかかっている数を推定したものです。罹患率が減っているのに患者数が増えているのは、大腸がんにかかっても長生きする人が増えている可能性があります。

 

大腸がんの発生リスク

大腸がんでは、他の部位では少ない、親や兄弟など直系の親族に大腸がんがいた場合に発生リスクが高くなります。明らかな遺伝の大腸がんは家族性大腸腺腫腫症かぞくせいだいちょうせんしゅしゅしょう)と遺伝性ポリポーシス性大腸がん家系の報告がありますが、大腸がんに占める割合は少なくなっています。

生活習慣では、肥満がリスクとしての報告があります。

食生活では男性の飲酒、牛、豚、ヒツジの赤肉、加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージ)の大量摂取がリスクとの報告があります。肉や魚の焦げた部分に発生する発癌物質(ヘテロサイクリックアミン)や食べ合わせにより生じる発癌物質(ニトロサミン)はリスクの可能性がありますが、根拠は限定的で不十分です。

喫煙については国際がん研究機構は2009年、世界中の調査をまとめた評価により、大腸がんの確実なリスクと報告しています。

 

大腸がんの進行

大腸の粘膜の細胞から発生したポリープという良性の線種(せんしゅ)の一部ががん化する場合と正常粘膜から直接がんが発生する場合があります。粘膜の表面から発生したがんは大腸の壁に進入します。さらにリンパ節や肝臓、肺などの別の臓器に転移します。

 

大腸がんの症状

初期の大腸がんではほとんど症状はありません。大腸がんに典型的な症状としては下血と排便習慣が変化することです。しかし、下血は初期には便を見ても分からないことが多く、痔を有する場合には、判別がつきにくくなっています。(痔ではまさに血の色がしていますが、大腸がんの場合は出血部位が大腸であることから少し、黒くなっています。)排便習慣は今まで下痢気味だった人が便秘気味になる、便秘気味だった人が下痢気味になることを指します。

その他、腹痛、体重が急速に減り疲れやすくなった場合にも大腸がんの症状の場合があります。

大腸がんを早期発見するためには、健康診断の便の検査が重要になります。これは、目には見えないような出血を検知することができます。痔の場合にも陽性になります。従って、精密検査では便の検査を繰り返すことはありません。内視鏡検査などを行います。

大腸がんの早期発見が遅れると遅れるほど治療が難しくなります。便に異常を感じた場合には早期に病院で精密検査を受けることを心がける必要があります。健康診断で肺のX線検査で腫瘍が見つかる、内臓のエコー検査で肝臓に腫瘍が見つかる場合に、大腸がんが原因のときがあります。

 

 

 

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