セカンドオピニオンの料金ってどれくらい?保険は適用される?

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セカンドオピニオンの料金ってどれくらい?保険は適用される?

セカンドオピニオンは通常経験する機会はほとんどありませんが、”こんなはずじゃなかった”とならないためにも、セカンドオピニオンを受ける際に必ず知っておきたいことはまだまだたくさんあります。そのあたり看護師がわかりやすくお伝えいたします!

例えば、セカンドオピニオンは通常の受診とは異なるため、料金体系も大きく変わってきます。実際にセカンドオピニオンを受けたいと思う時には、治療方法を必死でさがしている時なので、料金なんて気にしている場合ではないという方も多いかもしれませんが、前もって知っておくことは大事です。今回は、セカンドオピニオンにかかる「料金」についてお伝えさせていただきます。

セカンドオピニオンって何?と思われる方へ向けて、わかりやすくご説明させていただいたコラムもありますのでもしよろしければご覧ください。

セカンドオピニオンとは…?転院との違いについてなど、看護師がお伝えします!

 

セカンドオピニオンの料金の相場はどれぐらい?

セカンドオピニオンの料金は、通常の外来と異なり、相談する時間の長さによります。通常の外来は検査や薬代にて料金が決まりますので、別に外来で何時間先生と話をしようとも、基本的には料金が増えたりしませんが、セカンドオピニオンの場合は、マッサージ店などと同じで、15分ならいくら、30分ならいくらという形です。基本的な料金は病院によっても多少ばらつきがありますが、およそ30分あたり1万円から2万円程度になっています。

これはあくまでもざっくりとした感覚値でして、病院によって、料金を30分単位で区切っている施設や「一回の相談にて3万円」と設定している施設もあるため、その料金体系は細かく異なっています。ですので、セカンドオピニオンを受ける病院を決めた際には、その病院がどういう形で相談を受けていて、料金がどのように設定されているのかホームページで事前に確認しておくことが重要です。

例えば、東京大学医学部附属病院では、ホームページを見ると30分までは21,600円、60分までは43,200円となっていますし、がん治療で有名な国立がん研究センター中央病院では60分まで一律43,200円となっています。もう一段高いところでは、1時間54,000円となっている大阪リウマチ・膠原病クリニックというところもあります。

 

セカンドオピニオンの料金ってなんでこんなに高いの?

病院で通常の診察を受ける際には健康保険が適用となり、成人の場合は、実際負担するのはかかった医療費の3割だけです。(小児の場合は全て自治体が負担、後期高齢者になると1割負担、2割負担といった場合もあります。)

しかし、セカンドオピニオンは「保険適用外の自由診療」であり、費用負担が10割の自費診療となります。保険診療の場合には国から定められた保険点数によって料金が決まってきますので、同じ診療を受けたらどの病院でも同じ料金ですが、自由診療の場合には、病院が個別に料金を設定することができます。10割負担であり、自由に値段が設定されているセカンドオピニオンは高額になりがちです。また、セカンドオピニオンを行う医師はベテランがメインなために、そのベテラン医師の時間を30分、1時間使うということでも高額な料金になりやすいです。

ここで「だったらセカンドオピニオンとしてではなく、他院に初診で受診した方が安いではないか」と思われる方もいらっしゃると思います。もちろん健康保険が適用され費用負担は3割となるため、セカンドオピニオンよりも支払う額が少なくなる場合がほとんどでしょう。

しかし、初診で違う病院を受診するとなると、セカンドオピニオンとは違うデメリットがいくつかあります。

  • これまでの病院からの紹介状や検査データは持っていったとしても、それから時間の経過しているため、検査はほとんどの場合やり直しとなり、さらに費用がかかります
  • 初診の外来の予約を取って、検査を受けて、治療が開始されるまで非常に時間がかかり、重大な病気を抱えている時には非常にもったいないタイムロスとなってしまいます
  • 仮に転院した先が元の病院と同じ治療方針になったとしても、元の病院に戻ることは難しいです。どんどんと転院を繰り返す行為は「ドクターショッピング」と言われ、医師からの信頼を失うことがあり、診療を受けてもらえない場合もあります

そのため、値段が高くてもセカンドオピニオンとして受診した方が良い場合があります。

セカンドオピニオン 料金

セカンドオピニオンの料金はなぜ保険適用ではないの?

セカンドオピニオンが自己負担となる理由は、通常の「診療」とは異なり、セカンドオピニオンが「相談」と区分されていることにあります。

病気で受診した場合「診察」は必ず行わなければならない医療行為ですが、セカンドオピニオンはあくまで主治医とは異なる医師への 「相談」です。病気の治療を実施する上で必ず行わなければならない医療行為ではないのです。つまり、セカンドオピニオンという医療行為は、患者側からの希望によって行われる医療行為とされるため、自費診療の扱いとなります。

ちなみにセカンドオピニオンを受ける際には紹介状が必須と何度か申し上げましたが、セカンドオピニオン向けの紹介状(正しくは診療情報提供書)の料金も一般的な転院目的の紹介状よりも高い料金となります。これは保険適用で通常の紹介状は250点(2500円、3割負担で750円)ですが、セカンドオピニオン目的の紹介状は500点(5000円、3割負担で1500円)となっています。この理由は定かではないですが、おそらくセカンドオピニオンを受けるときの方が、より詳細な情報が必要となるから、紹介元の医師の手間を考えて、点数に差をつけたのかもしれません。ただはっきり言えるのは、そのため、セカンドオピニオンを受けるときにはやはりセカンドオピニオンを受けたいので、それ用の紹介状をくださいとはっきり医師に伝える必要があるということです。

紹介状の依頼についてのコラムが、こちらにありますので、もしお困りの方はぜひこちらもご覧下さい。

セカンドオピニオンを受けるタイミング、上手な依頼の仕方をお教えします!

 

セカンドオピニオンを受ける時には料金よりも実績を気にしよう

セカンドオピニオンは決して安くはない料金ですので、少しでも費用を少なくしたいと考える方もいらっしゃると思います。ですが、料金だけで考えるのではなく「相談したい病気に関する実績」に注目して、セカンドオピニオン先を決めてみてください。

あまり知られていないことですが、非常に重要な事実として、病院によって「得意な病気や治療法」は大きく異なります。大学病院のようないわゆる総合病院でも得意な領域はあり、病院ごとに異なります。

セカンドオピニオンは、ただ大きな大学病院にいくのではなく、相談したい病気を得意としている病院、実績のある医師に受けに行く方が、より有益な情報を聞くことが出来ます。料金ももちろん見ておいた方がよいですが、セカンドオピニオンを受ける場所はぜひ「過去の治療実績」をよく調べて、相談先選びをしてみてください。

セカンドオピニオンを受けて一番重要なことは、自分が受ける治療法について理解して納得して自らの意思で選択できることです。今回のコラムでセカンドオピニオンについてのイメージが深まり、将来的に何らかの治療法を選択しなければならなくなった際に、そうだ、セカンドオピニオンを受けてみようと思っていただければ何よりです。

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。ぜひセカンドオピニオンを活用して、納得のいく治療を受けられますことを切に願っております。

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