セカンドオピニオンを受けるタイミング、上手な依頼の仕方をお教えします!

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セカンドオピニオンを受けるタイミング、上手な依頼の仕方をお教えします!

いざセカンドオピニオンを受けてみたいと思っても、受けるためには紹介状が必要です。「主治医を信頼していないわけではないけれど、自分の治療法について他の先生の意見も聞きたい…」と思う方は多いと思いますが、これをうまく伝えるのって結構微妙なニュアンスで、難しいように思います。

そしてそもそも、セカンドオピニオンを受けるのっていつがいいのでしょう?そのベストなタイミングについても、今回ぜひお伝えさせていただければと思います。

クリンタルコラムでは、セカンドオピニオンについてや当日までの流れ・持参する持ち物についてお伝えさせていただいています。もしお読みになられていない方は、前回までのコラムを見ていただくと、今回のコラムがより理解しやすくなると思いますので、よろしければぜひ読んでみてください。

セカンドオピニオンとは…?転院との違いについてなど、看護師がお伝えします!

セカンドオピニオンの受け方?必要な持ち物っていったい何?

 

セカンドオピニオンを聞きに行きたいっていったら医師に怒られそう!?

セカンドオピニオンを受けようとすると医師に怒られそうで、いいだしづらいという方も多くいらっしゃると思います。実際に、セカンドオピニオンを聞きに行きたいと言ったら、自分が信用されていないと感じて、不機嫌になる医師はいると思いますし、それを気にされる患者さんはそのような担当医でも傷つけまいとする優しい方だと思います。しかしながら、そんな場合でもはっきり想いを伝えたほうがよいです。いくつか理由があります。

  • まずはもちろん患者さん側として、自分の体、自分の病気に関する治療法なので、納得して適切な治療を受けたほうがよいです。仮に医師に怒られたとしても、自分の医療に納得する方が大事だと思います。
  • また、実は医師としても、セカンドオピニオンを受けてもらいたいと思っている場合があります。医師も患者さんが自分の治療方針を信頼してくれていないなというのは、なんとなくわかるようです。その場合には、セカンドオピニオンを受けることでより信頼してもらい、診療を心地よく受けてほしいなという心情があるからです。(もちろん治療方針がセカンドオピニオンを受けても変わらないことが前提ですが)

そのため、セカンドオピニオンを躊躇される方は、すこしでも受けたいと思ったなら勇気を出して言い出してみるのがいいと思います。実は医師も言い出してくれるのを待っていたりします。(待ちきれない医師はセカンドオピニオンを受けてみてはいかがですか?という方もいます)

ただ、それでも進んで怒られたくはないという方がほとんどだとおもいますので、どうすればうまいことセカンドオピニオンの紹介状を書いてもらえるかということをお伝えします。

 

セカンドオピニオンの上手な依頼の仕方

これは、純粋に「態度」「言い回し」です。

やはり、セカンドオピニオンに限らず、レストランで「他の店員さんに担当をお願いできますか」、学校で「担当の先生変えていただけますか」というような場合には、言われたほうは傷つきます。医師の場合はその思いに、正しい治療を行っているのに疑われるなんて、という思いが加わり、怒りにつながったりします。もちろん表立って怒る医師は少ないと思いますが、内心はいい思いはしていないでしょう。

その場合には、少し手間がかかるのですが、医師も人であると思い、医師の気持ちをくみとりつつ、切り出すのが一番です。

例えば、

  • 「先生の治療方針が最も良いとは思うのですが、自分の命にも関わることなので後悔はしたくなく、念のために他の先生の意見も伺いたいと思っているのですが、いかがでしょうか」
  • 「母親のことなので、出来る限りのことはしてあげたく思っています。すこし時間の無駄になってしまうかもしれませんが、雑誌でみたxx先生の意見も伺ってみたいと思っているのですが、どうおもわれますか」

などというようにしてみてはいかがでしょうか。

あまりよろしくない例としては、疑ってる感じを隠そうともせず「違う先生の治療方針も聞いてみて、良い方でお願いしたいと思います」「今の治療方針は間違っていると思いますので、他の先生に確認してみたいです」というような表現をすると、セカンドオピニオンを受ける許可どころか、転院してください、と言われてしまう可能性もなきにしもあらずです。

医師に気を遣っているような状態ではないのは重々承知ですし、セカンドオピニオンは患者さんの権利なのですが、医師も人であるということは少し気に留めておいていただけるとスムーズに進みやすいです。

セカンドオピニオン 紹介状

セカンドオピニオンは治療がないと言われた時に受ける最後の手段?

セカンドオピニオンで誤解されていることとして、本当に末期の最後の手段と考えているかたも多い気がします。実際にセカンドオピニオンを受ける方で多いタイミングとしては、例えば、進行したがんで、もう積極的な治療法はなく抗がん剤もしくは緩和ケアが適当ですね、と言われた場合などが多いと思われます。その場合に、何とか手術できる病院があるのではないか、他の治療法は考えられないのか、ということでセカンドオピニオンを求めて、いくつか病院を回られる患者さんやご家族はたくさんいらっしゃいます。

これはこれで最期まで治療の可能性を探りたいというところで非常に意義のあるセカンドオピニオンの活用の仕方だと思うのですが、終末期ばかりではなく、もっと幅広く活用できるもの、活用していただいた方がよい仕組みだと思っています。

 

それでは、セカンドオピニオンを活用するのにベストなタイミングとは?

病気や医療は人の人生に深く関わってくるものであり、手術などを行うと手術前には決して戻れませんので、ぜひ納得したうえで治療を選択し、受けていただくのが一番よいです。現在の医師の診断や治療、もしくは担当医自身に対して、何らか不安や疑問を抱いた場合には、セカンドオピニオンを考慮してもよいと思います。

そういう意味で、セカンドオピニオンは他の先生の意見も聞きたい!と思った時に受けるのがベストなのですが、もう一つぜひ意識して活用していただきたいタイミングがあります。

「治療法が複数考えられる場合」です。

例えば、検診で胃がんがみつかり、病院を受診したら開腹での手術(お腹を切って開ける手術)を提案されたとします。この場合、本当に開腹での手術が適切な場合と、もしかすると傷の少ない腹腔鏡手術や、はたまた胃カメラでの内視鏡手術でも可能かもしれないが、担当医が開腹手術の方が自信があるため開腹手術を提案している場合があります。もちろん前者の方が割合としては圧倒的に多く、後者の場合には近くの病院や先生を紹介してくれる場合が多いのですが、どうしても自身が得意とする治療に偏ってしまうのはいなめません。

そのため、治療法が複数ありえる場合には、それぞれの治療法の専門家の意見を聞いてみるのがよいでしょう。先ほどの例であれば、腹腔鏡手術に強みを持つ医師のセカンドオピニオンも受診してみて、その医師も開腹手術が妥当、と判断すれば、より納得して手術に臨むことができますし、腹腔鏡手術でも可能、とのことでしたら、より傷の少ない手術を受けることができます。

治療法が複数ある場合はどのような時かというところですが、これは残念ながら患者さんやご家族が調べるしかありません。全ての治療法の選択肢を提示してくれる病院もあれば、そうでない病院もありますので、やはりご自身で調べて知っておくに越したことはありません。

例えば近視に対する手術でも、”レーシック”が非常に有名ですが、最近は”眼内コンタクト”と呼ばれる手術も出てきておりますので、複数の選択肢があることになります。眼内コンタクトの存在を知らなければ、レーシックを受けるしかありませんし、レーシックの先生を受診すればほぼレーシックを勧められますと思いますが、眼内コンタクトの存在を知っていれば眼内コンタクトの得意な医師の意見も聞いてみることができます。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございます。次回のコラムでは「セカンドオピニオンの料金」について詳しく掲載させていただきます。よろしければ、こちらもご覧ください。

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