大病院だと早く治せる!は嘘。医療機関にはそれぞれ役割があります

大病院だと早く治せる!は嘘。医療機関にはそれぞれ役割があります

間違えたらもったいない!医療機関の種類を学ぼう

「診てくれない!」ということはないけれど…

発熱37.5℃、咳が出て、少しダルくて…こんな状態が一昨日から続くし、数日後には大事な会議が控えているから早く治したい…よし、初診だけど近くの大学病院でいい薬出してもらってすぐ治そう。

忙しいなか仕事を休み、長い待ち時間を耐え忍んで、ようやく診察の順番がまわってきた。しかし2~3分診察された後に、医師が発した一言は「風邪ですね」。結局、解熱薬と咳止めを出されて終了。せっかくあんなにも長時間待ったのに、診察時間はとても短いし、大した薬でもなさそう…。何だろう、この疲労感。そして会計も、長時間待たされる…。

…この様な経験、ありませんか?

詳しくは今後の記事で紹介していきますが、あなたのこの行動、いろいろとムダです!

医療機関には分類と対象とする患者が決まっていて、対象外の患者が受診すると非効率になるようになっています

医療機関は、おおまかに下記の様に3つに分類することができ、それぞれに主に対象とする患者があります。

150810_医療機関の分類

かかりつけ医では、風邪や胃腸炎などの比較的軽症の患者や、糖尿病や高血圧などの慢性疾患の患者を主に対象とします。

一般病院は、入院や手術が必要な重症患者を対象とします。肺炎や脳梗塞など、幅広い患者に対して、確立された標準的な治療を提供するのが役割です。

高度医療機関は、その名の通り高度で先進的な医療を提供します。先進的な医療とは、まだ限られた医療機関や医師しかできない治療・検査や、まだ標準的な治療より優れているかどうかまだわからない治療などが含まれます。ですので、該当する医療機関は数少ないです。

そして、それぞれの関係性は、この様になっています。

150810_医療機関の役割分担

基本的には、かかりつけ医 > 一般病院 > 高度医療機関 、の順に対応できる検査・治療が増えていくので、かかりつけ医で診ることができない患者は一般病院に、一般病院で診ることができない患者は特定機能病院に紹介、という流れになります。

このような分類が生じてきた経緯はまた別の記事でご紹介いたしますが、短く言うと、こう分類することが、医師・看護師や、CT・MRIなど、限りある医療資源を効率的に使う方法と考えられたからです。そのため、患者さんができるだけ、この流れに沿うように、軽症の患者はまずかかりつけ医にいくように、医療制度は設計されており、この流れに沿わないと、冒頭のように”初診料”や”待ち時間”などいろいろなムダを味わうことになってしまいます。。

どういう医療機関が、どの分類なのでしょうか?

では、イメージのために、どのような医療機関がどの分類にあてはまるでしょうか、一例をみてみましょう。

かかりつけ医(クリニック)・・・・・・・赤坂歯科診療所、上野小児科医院、野沢3丁目内科 etc.

病院の種類2赤坂歯科診療所病院の種類3上野小児科医院野沢3丁目内科

一般病院・・・・・・・東京高輪病院、荻窪病院、 etc.

東京高輪病院 荻窪病院

高度医療機関・・・東京大学医学部附属病院、亀田総合病院 etc.

病院の種類8東京大学病院の種類7亀田総合病院

(余談ですが、高度になるにつれて、写真に入り込む空の面積も増えていますね)

医療機関の分類について、おおまかにご理解いただけたでしょうか。

次回以降の記事では、「かかりつけ医」「一般病院」「高度医療機関」についてそれぞれ詳細に説明します。

 

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