症状・疾患別受診すべき医療機関-⑱糖尿病:糖尿病内科・代謝内科

症状・疾患別受診すべき医療機関-⑱糖尿病:糖尿病内科・代謝内科

糖尿病とは

今回は糖尿病のお話です。糖尿病とは、慢性的に異常に血糖値が高くなる状態をいいます。膵臓で作られる「インスリン」という血糖値を下げるホルモンの作用が不足するからです。

糖尿病は、大きく分けて4種類に分けることができます。

糖尿病の種類

  • 1型糖尿病

インスリンを作る、膵臓の中のβ細胞という部分が破壊されてしまうタイプをいいます。絶対的にインスリンが欠乏しているので、治療には、必ずインスリン投与が必要です。

  • 2型糖尿病

インスリンの分泌が少なくなっている場合と、インスリンの働きが悪くなる場合があります。日本人の成人の糖尿病の約95%がこのタイプで、年齢や遺伝以外にも肥満、飲酒、喫煙、運動不足、高血圧、ストレスなどの生活習慣が危険因子として挙げられます。

  • その他の糖尿病

遺伝子異常、ホルモン異常によるものなど、糖尿病を発病した原因が明確なものをいいます。

  • 妊娠糖尿病

妊娠中に血糖がある基準以上に高くなることをいいます。

糖尿病の合併症

糖尿病自体が、直接生命の危機をもたらすことは滅多にありませんが、自覚症状がないまま進行し、様々な合併症を発症するのが怖いところです。

糖尿病によって血糖値が高い状態が続くと、血管がボロボロになってしまい、それに伴って様々な合併症が引き起こされるのです。これは、糖尿病の慢性合併症とよばれています。

特に三大合併症と呼ばれる3つの合併症がありますので、ご紹介します。

  • 糖尿病性網膜症

目には網膜というところがあるのですが、その血管が障害され、出血などを引き起こし、ものが見えにくくなります。ひどくなると失明することもあります。かなり進行するまで症状が出にくいため、定期的に眼科の診察を受けることが重要です。

  • 糖尿病性腎症

腎臓機能の障害を引き起こし、尿に蛋白が出て、進行すると体に水分が溜まってむくみが出てきたり、慢性腎不全の状態になり、人工透析が必要となります。そのため、採血だけではなく、尿に蛋白が出ていないかどうか、早期から検尿でも定期的に確認することが大切です。

  • 糖尿病性神経障害

高血糖の状態が続くと、手足の血行が悪くなり、末梢神経の障害を引き起こし、全身にさまざまな症状をもたらします。

足のしびれや痛みで始まることが多く、ひどくなると足の神経が麻痺します。神経の麻痺により、痛みを感じにくくなっているため、足に傷ができても気がつかずに、足の傷が広がり、壊疽(えそ)になって足を切断することもあります。日常的に足の先まで観察する習慣が大切です。自律神経障害では、起立性低血圧(立ちくらみ)、発汗異常、便秘、下痢、膀胱障害、胸やけなどの症状があらわれることがあります。

 

糖尿病の治療として、必要以上のカロリーをとらないようにする食事療法、肥満を解消するための運動療法、薬物療法、インスリン注射などの治療を行なっていきます。

 

糖尿病で受診すべき医療機関

それでは最後に、受診すべき医療機関についてのお話をしましょう。糖尿病を主訴として病院にかかる場合、内科が診察します。

かかりつけのクリニックが内科であれば、まずはそこで診察や検査を受け、糖尿病の可能性が高ければ紹介状をもらい、糖尿病専門医のいる、より大きな総合病院を受診するのが良いでしょう。糖尿病治療に特化した専門医のいる総合病院であれば、糖尿病についての治療を受けながら糖尿病の慢性合併症のチェックも各科(眼科・腎泌尿器科など)で受けることができます。

糖尿病の状態が安定していて内服薬などが変わらない時期は、再びかかりつけのクリニックを受診すれば十分なケースも多いので、状態や合併症の有無によって受診先を見極めていきましょう。

 

 

 

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